私のポートフォリオ

私のポートフォリオ

初めに

私は10年以上インデックス投資をしています。

投資と言いましても、インデックス投資のセオリー通りに積み立てを設定してほっといてるだけです。

年単位で残高を確認しなかった事もあるほどほったらかしです。

それでもおかげさまで結構プラスになってます。ありがたいですね。バートン・マルキールさん、ありがとうございます。

そして去年の末くらいからツイッターを使い始め、投資関連も書き散らかしていたのですが、あるフォロワーさんが私のポートフォリオに興味を持たれましたので、それをきっかけに記事を書いてみる所です。

全体像

こんな感じです。

インデックス投資家も色々居ますが、かなり攻めてる方だと思います。

次の心づもりでいます。

  • ビットコインは10分の1になるのを覚悟
  • 株は一時的に半分や40%になるのを覚悟

インデックスファンドの組み合わせしかやる気がしません。私はギャンブルなどは苦手で、人を出し抜く等も苦手ですので。

ビットコイン

インデックス投資家にあるまじき商品、ビットコインが出てきましたw

遊びの範囲でやってます。十分の1になっても自分が耐えられる金額までという基準でやっています。十分の1という数字に大した根拠はなく、次程度を考えて決めました。

  • 株で60%の下落も覚悟してるのならもっと覚悟が必要だよね
  • 1日に3割動くこともあるよね
  • とりあえず自分できつめに基準を決めておくか

何か決めておかないとブレブレになったり、ズブズブ嵌ったりするので先に基準を決めているという所です。個人的には「買いすぎない、売るのを我慢できる」という点で、自分の制御に役立っています。

 

売買はせず、現物("仮想"通貨の現物というのも変な表現ですが)のバイアンドホールドのみです。今は15年ほどほっとく予定でいます。

私は次の様な理由で、仮想通貨は普及するのではないかと考えています。

  • 数字の移動・保管を完璧に運用できる
  • 銀行のシステム並みに信用できる
  • それでいて銀行自体や銀行のシステムより安価である

従来の、お金を表現する数字の保存・移動には多大なコストがかかっています。例えば、銀行自体の存在・人件費・建物・システム構築費・維持費・通信費・・・

仮想通貨でこれらの多くが不要になります。一時期ツイッターやニュースでマインニングの電気代を心配する意見がありましたが、比較対象が銀行自体の存在コストであれば電気代等は大した問題ではなかろうと思います。この私の予想にエビデンスはないので代わりにエビダンスを置いておきます、

 

仮想通貨は安価で品質がいいというのが重要です。

安価で品質が良い技術(仮想通貨は物ではなく、技術、仕組みです)は、既得権益者や心理的に拒否する人々が抵抗しても無視して普及してしまいます。私は仮想通貨はそのような技術であろうと考えています。

 

個人的には仮想通貨を次の様に考えています(きっと色々な先生方が異を唱えると思いますが・・・)

  • 仮想通貨はは価値を保存するもの等ではなく、法定通貨の通り道程度である
  • 現実的には完璧な通り道であり、数字の保管・移動を現在の最高水準の品質で安価に実現する技術である

この考えに従えば、仮想通貨を保持するのは通り道の占拠に当たります。ビットコインのホールドは、誰かに貸すとか商売の資本にしてもらうという事でもないので投資らしくないのは承知していますが、仮想通貨の普及を信じて賭ける他の適当なやり方が思いつかないので、仮想通貨自体をバイアンドホールドしています。

 

仮想通貨もビットコインを追いかけて色々できましたが、私は投資と言うか所持対象をビットコインのみに絞っています。おおよそ次の理由です。

  • 対抗馬が多数出る中で何年も運用されたが、まだ駆逐されずトップランナーである
  • 何年も運用されてビットコイン自体には大きな問題が出ていない、あるいは出ても対応されている
  • 一番知名度が高く、仮想通貨の代名詞のため商売に利用する人が多いであろう
  • ビットコインの仕組みは調べたが、他の仮想通貨までは調べていない(個人的なネガティブな理由です)

この「便利で・安価で・信用できる」仮想通貨をという通り道を使う人は増えるであろう、そうすると勝手に相場も上がるであろうとの予想です。

 

・・・たまたま関連があったのでビットコイン関連で長く書いてしまいましたが、特にお勧めはしないですw 真似して損しても私は知りませんw

価値が0になったら笑って下さい。

債券

仮想通貨に手を出すまでリスクを取るのですから所持していません。以前所持していた物も全部手放しました。

株の内訳

考え方

※ここ以降はある程度インデックス投資をご存知の方向けに書いてます。例えば「VTとは何か」までは説明しません。

 

まず、理想として上記の図を考えました。

VTをベースに、自分の選択した国は割増しようというものです。

日本、アメリカ、インドを割り増しします。それぞれ次の理由です。

  • 日本:住んでる国だから
  • アメリカ:先進国の中でも、今後も人口増・GDP増が見込まれている国だから
  • インド:今後、大幅な人口増・GDP増が見込まれる国だから

人口・GDP予測は、例えば外部のこちらさんにリンクします。

2030年と2050年の世界GDPランキング、人口

私はこのリンクではなく別の資料を元に意思決定しました。ですが当たり前ですが、世界のGDPや人口予測は他の記事や資料を見てもほぼ同じ内容です。

人口・GDPの伸びを根拠にするならば、日本を割り増しする理由は全くないのですが、自国という感情的な判断で割り増ししていますw

同様に、人口・GDPの伸びを根拠にするならば中国は絶対に割り増しが必要ですが、割り増ししていないのは感情的な理由ですw

このように、合理的な理由と合理的でない理由が混ざって投資方針を決めています。

 

感情を入れるのは置いといて、個人的には上に例を出した「VTをベースに自分の関心の範囲を割り増しする」という考え方は悪くないと思います。VTだけではつまらないですし、自分の信じる物とか応援する分野には大きく賭けたいですよね。勝てば達成感がありますし、負けても諦めがつきます。

私は国単位で割り増しをやりましたが、他にも色々考えられるかと思います。例えば次です。

  • 新興国の成長を信じてMSCI-エマージェンシーを買い増す
  • AI・ロボティクス分野に絞って買い増す
  • いっそ個別株に手を出す

他にも色々ありそうですね。

現実

上記のコンセプトを元に次にして行く予定でいます。(NISA枠での購入を利用するので時間がかかります。インデックス投資家らしく、超長期スパンです)

 

10年以上前から積み立てていたインデックスファンドを売りに出せない(売ると利益になり、利益を出すと税金を取られるから)ため、できるだけ売らずに前説のコンセプトに近づけたらこうなりました。

以下、それぞれのセクターについて説明を続けます。

株の各セクターについて

日本

日経225連動のインデックスファンドです。10年以上前から積み立てていました。TOPIXの方がインデックス投資としては適してあるであろうというのは承知しています。それを承知で日経225にしている理由は次です。

  • 日経225の方がTOPIXよりもニュース等への登場シーンが多い
  • 私は投資への関心の上下動が激しいのですが、日経平均はニュース等への登場回数がピカ一で多く目に入るため、私の興味が続く(TOPIXしか持っていないと、日経平均の上下を聞いても聞き流しそうである)

日経平均が投資先として有望との判断ではなく、私が情報を仕入れるために日経平均にしたのです。私は投資は半分趣味の片手間ですから・・・

今所持している投資信託はプラスの割合が高いため、売ると税金を取られるので売りたくないのですが、次を理由に売ってコンセプトに近づけます

  • 所持の割合が必要以上に大きくなってしまった(リバランスですね)
  • 私は2020年の東京オリンピック後・あるいは先取りされて少し前に日本の経済が落ち込むと予想しているので、それ以前に適正割合に減らす(特別に割合を減らしたりまではしないです)

私はリバランスするにも売らずに買い増しで対応したいのですが、ポートフォリオを見直したらちょっと無理になってしまいました。

アメリカ

S&P500に連動するETFを所持しています。VTIかVOOに乗り換えたいですが(積み立て当時はVTI、VOOを知りませんでした)これも含み益があるので売ると税金を取られてしまいます。

一応後日、乗り換えたら得かコストシミュレーションをしてみようかと思います。

並行してダウに連動するETFも所持しています。投資先としては他の商品の方がよさそうですが、日経平均と同様にニュースへの露出が高いので、私特有の「よく目にする」との理由でダウ連動も所持を続ける予定です。

インド

次のみを所持しています。

ウィズダムツリー インド株収益ファンド

こちらは通常の時価総額を元にしたインデックスファンドではなく、ファンダメンタル・インデックスのファンドです。

本当は時価総額を元にした商品を買いたかったのですが、インド株のETFの一覧を作って調べた結果、これ以外は信託報酬が高い・取引単位が大きくて買えない等で、結果これになりました。

それでも信託報酬は高めです。ただそれをツイッターでボヤいた所「インドは株の取引コストが高いので、信託報酬の大幅減は難しいだろう」という内容のコメントを広瀬隆雄さん(@hirosetakao)から頂きました。ですので血眼で乗り換え先を探したりはせず、しばらくこれをほったらかそうと考えてます。

MSCI-KOKUSAI

これも10年以上前から積み立てていたものをほっといてます。信託報酬が高いので乗り換えたいのですが、ご多分に漏れず「売ると利益が出て税金を取られる問題」が発生するのでそのままにしています。

信託報酬が高いと言っても今の基準で見ればという話で、積み立て始めた時はもちろん最安値クラスの商品でした。

MSCI-AWCI

今後はこちらをそこそこ買って行きます。

eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)

インデックス投資のこのような記事を読む方はこの商品はご存知と思いますので詳しく紹介しませんが、えらく信託報酬が安いですねぇ。

eMAXIS Slimシリーズは「業界最低水準を目指し続ける」とうたっており、このシリーズの他の商品で実際に信託報酬を下げた例があります。ですので、長くお付き合いするにはこれはいいかなと思いました。

 

今の私の考え方はこんなところです。何かご参考になるところがあればうれしいです。

では。

インデックス投資カテゴリの最新記事